平良京子 Kyoko Taira


芭蕉布着尺 / 平良京子



平良 京子



1952年生まれ 
沖縄県名護市出身 同在住


芭蕉布は糸作りから染め、織り、仕上げまで
一貫して出来る事が魅力で始めました。

私の住む山原(沖縄本島北部)は、塩害のない山間部で
糸芭蕉(芭蕉布の原料)を育てるのに適しています。

三年間育て、熟した糸芭蕉を木杯汁で炊き、竹ばさみでしごくと
白い光沢のある繊維が出てくるのは不思議で感動します。

この天然の素材を損なうことなく、糸作りを大切にしたいと思っています。

染めも近くの野山で取れた草木の色が楽しめます。
織りは、気温や湿度を一番に考えます。
条件が揃うと糸の扱いも楽になります。

糸芭蕉は天然の恵ですので、各工程を自然の流れの中で無理なく
作業することを大切に、芭蕉布を制作していけたらと考えています。



日本の夏じたく2022 作品展示販売(在廊なし)





略歴

1987年 「喜如嘉の芭蕉布」伝承生として芭蕉布制作を学ぶ
2008年   独立





芭蕉布帯地 / 平良京子







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