平良 京子 Kyoko Taira

 

芭蕉布  平良京子
「みやらびさん」八寸名古屋帯 | 平良京子



平良 京子

芭蕉    banana



1952年生まれ 

沖縄県名護市出身 同在住





芭蕉布は糸作りから染め、織り、仕上げまで

一貫して出来る事が魅力で始めました。


私の住む山原(沖縄本島北部)は、

塩害のない山間部で

糸芭蕉(芭蕉布の原料)を育てるのに適しています。


三年間育て、熟した糸芭蕉を木杯汁で炊き、

竹ばさみでしごくと

白い光沢のある繊維が出てくるのは

不思議で感動します。


この天然の素材を損なうことなく、

糸作りを大切にしたいと思っています。


染めも近くの野山で取れた草木の色が楽しめます。

織りは、気温や湿度を一番に考えます。

条件が揃うと糸の扱いも楽になります。


糸芭蕉は天然の恵ですので、

各工程を自然の流れの中で無理なく

作業することを大切に、

芭蕉布を制作していけたらと考えています。



在廊はありません

<展示作品は期間中ご購入いただけます>





略歴

1987年     「喜如嘉の芭蕉布」伝承生として芭蕉布制作を学ぶ
2008年       独立





***


THE YARD2024春夏のテーマが
「- 思いの色 - 赤」と聞き
ピンク、明るいオレンジ、茶色がかった橙色を
主に使ってみました。
身近にある野山の草木で染めました。




芭蕉布 平良京子
「みやらびさん」八寸名古屋帯 | 平良京子

フクギとコチニールで明るいオレンジ色を染めました。柔かい絣糸を入れてみました。





芭蕉布  平良京子
「虹あそび」 九寸名古屋帯 |  平良京子

琉球藍、フクギ、コチニール、3種類の染料で
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
七色の虹を染め分け縞を立て、
タ暮時の涼しい風をイメージをしました。
経の地と緯糸の赤茶は
モモタマナにコチニールをかけて染めています。





芭蕉布 平良京子
「ストロベリーアイスケーキ」八寸名古屋帯 | 平良京子

コチニールのピンクと琉球藍の深い青が
くっきり出てほしい!と思い
地は特に白い色の芭蕉の糸を選んで合わせました。












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